詩人:♪羽音♪
好き好きとっても大好き
本当はじゃれつきたいのに素直になれなくて
そっぽ向く
でも物凄く寂しくて
耐えられなくなると
気のないフリしながら
ご主人様の様子を伺うの
本当は嫌われていないか内心ドッキドキ
それにご主人様の
気を引こうともしちゃうわ
色恋ゴト好きに見せたり
ワザとご主人様を怒らせたり
本当はいけないって
分かってるんだけど
不安で仕方ないから…
愛されてるっていう
安心が欲しい
ご主人様の笑顔が見れれて ただただ頭を
ナデナデされるだけで
満ち足りて
みゃーぁ、ゴロゴロ
プレゼントとか
サプライズとか
そんな特別なことなんて必要ないの
アナタの温かい手と
アナタの優しい笑顔さえあれば
それだけで幸せ
ご主人様が他のコを
猫可愛がりすると
嫉妬しちゃう
嫉妬というより
心がチクッと痛む
痛くて涙がこぼれそう
そんな顔も心の傷も
一切見せないけどね
ご主人様の
本当のペットは誰?
アナタは私の
ご主人様なのに!って
ボーっと眺めながら
目の前が涙で滲むの
アナタがとっても遠いよ
それで自分の中で悟るの
「もう諦めた方が良いんだ」って
だって孤独で希望ないから
そっぽ向くの
振り向かないように…
振り向かないように…
自分を騙し騙しね
でもご主人様が構ってくれると超ご機嫌
でも愛情が深すぎて
熱すぎると毛を逆立てて
ビックリしてしまうから
そっと優しくしてね
ご主人様のことは
大大大好きだよ
だから本当は嬉しいんだ
だけど刺激が強いから
驚くし凄く恥ずかしい
ドキドキして俯いた顔を
上げられなくなる
素直じゃない照れ屋だから
ご主人様から貰った
言葉の首輪
リンと美しい鈴の音(ね)
この音が好きなの
首にしてると 大好きな音に包まれる
そして丸まって眠るの
そこが黒猫の安住の地