詩人:halcyon
「…なんでこんなところで泣いてんだ。」
「だって、
嫌なことあったから…。」
「だったらひとりで泣いてないでメールでも電話でもして俺のこと呼べばいいだろ!!!!」
「そんな怒んなくてもいいでしょ!!
携帯充電切れてたし、
泣き顔不細工だから見られたくなかったの!!」
「おまえの不細工な顔なんてしょっちゅう見てるっつの!!
化粧してる時の顔なんか今の倍不細工だぞ!!」
「なっ…!!
今、関係ないじゃない!!」
「それになぁ!!!
携帯使えねーなら俺の名前叫べばよかったんだ!!!」
「泣きながらあなたの名前叫んでどうなるのよ!!」
「きっと俺に届いたはずだ…!!」
「電話でもないのに届くはずないでしょ!!!」
「そんなもん愛の力でどうにでもなるんだよ!!!!」
「……。
バッ…カじゃないの!!?」
「バカじゃない!!!」
「…でも、すき。」
「…おう。」