詩人:山崎 登重雄
暗く深い海底に沈むが如く劫火に一瞬の灰に帰すが如く無に等しく 空なり 虚なりカラダはカラダじゃない何か動いてる肉の塊そのうち心も消えるよ消えれば実体も無に骨になり 灰になり 空なり 虚なり一陣の風 わが骨灰を吹き飛ばし微塵もなく連れ去りたまえ空へ 空へ 空へ何も残さず 無になりたい