詩人:千波 一也
太陽を分かつ、春秋の姉妹その両隣には冬がいて夏は、瞳の中に在る月と月を結ぶのは南北の、師弟 記憶を西方に託し東方へ祈る極楽は生死、の合わせ鏡 火と水は互いのうつしみ金と木は共鳴の、同志 天地にわたる海の歌 右の爪には砂漠を満たして左爪には空を咲かせる真正面には星の座標 背中に負うのは土の声