詩人:EASY
っていうことは
人の役に立ちたい
そんな、希望に満ち溢れ
神は、神に就職した
っていうところかな?
これは、割とストレートな
皮肉だ
すると、神様は社長で
地球は、ブラック企業になる
家畜が作物を荒らすと
会社の儲けが減り
人間が住めないと
会社の存続が危ぶまれ
少し良い会社なら
社会全体のことも考えるけど
生命が住めないと
経済そのものの破綻を意味し
それは、自然破壊だと糾弾するのが
関の山だ
酸素がない星を
こっちの都合で
死の惑星だと
呼んでいるんだ
僕たちは
神様じゃないから
何が人の為になるのかなんて
分からない
でも本当は
神様は、社長じゃないから
倒産なんてしないし
酸素がないくらいで
死の惑星なんて呼ばないし
人の役に立とうなんて
思ったりもしない
もう、全て知ってるからだ
そんなことするのは
何も知らない
僕たちの方だ
僕たちが本当に
知ることが出来るのは
何も知らないことと
知っている様に見える
この世界さえ
愛の中にあることだけだ