詩人:千波 一也
苦々しい喜びや清々しい恥じらいがわたしの背中を支えてくれる寒々しい真実やみずみずしい偽りがわたしの肩を持ち上げてくれるどうしたって戻れないのが過去ならばどうしたって訪れるのが未来たちそうしてわたしは完成されつつある至らなさをなぜだか胸に抱き締める大切そうに抱き締める