詩人:あいる
光をとらえるなら
必ず暗闇が必要だった
日々を掻き混ぜたのが
この有様だろ
ボクの視力はチョイ悪
流行りらしいから
気にはしてないけど
君がよく見えないんだ
繋いでいる手は君のかい
吐く息も白くなってきた
フキダシのような息は
無言で流れていく
君がさよならって
言ったきがした
君が見えなくなってきた
雨の日に聴く音楽は
君と決めたけど
君がいなくなったときに
聴く音楽は
決めてなかったね
じゃあ、
君の歌を唄うよ
この声をたよりに
戻っておいで
白いフキダシはどんどん
夜空に吸われていく
アンコールと言われた
暗闇の中でも
確かに光るよ。
君が言ったきがした
涙でなにも見えないよ。
アンコールに答えなきゃ
ボクが君の光になるよ。
ボクが君の光になるよ。