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[27520] カッティン癖

詩人:哀華

体に染み着いた癖を
病と呼ぶならば

痛いところは
パニック的な症状で

視界は下半分から
切り取られ
上半分が乳白色に
濁る始末

そうだね意識の下
完全に潰されて
しまいそうなのは
分かっているけれど

明後日には
血まみれた右手など
跡形もない程に
後片付けしてるはずだ

この際それを
病と呼ぶならば
支配は貪欲な程に
私を蝕んで

楽しむこと
重なること
返さざること

完治と呼ばれた物を
意図も簡単に
やってのけた振り
してみたってだけ

やっぱりね
ホラ、
再発ってなわけか
ごごう、ごごうと
うねり
呑まれた体

痺れた両手
ああ
疲れた、悲しい

本当に
本当に
消えたいよ

2005/02/12 (Sat)
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