詩人:甘味亭 真朱麻呂
絵の具のパレットに出せる色の数は決まっているけれど
私たちが生きるこの地球に生まれる子供の数に限りなどはない
チューブの中からはそのラベルが示すものと同じ決まった色しか出ないけれど
人の中にはいろいろな欠点や良いところがある
その人の悪いところや良いところは不思議なもので努力次第で変えていける
その人の持つ良さや個性はその人ならではのもので
その人しか持っていないものだ
無限なくらいある多種多様な色の中
決して無色にはならないさ
生まれてきたからには
誰にでも自分の色に染まる権利がある
生まれたときはまだ気づかないだろう
成長していき大人に近づく頃
だんだんと気づいていくんだ
自分がどんな色なのかを
でもその色には名前がない
けれど言葉でなどでは表せられない"その人らしさ"があることは確かなんだ
人の数だけある色
それは寿命を持つから当然増えたり時には減ったり変化するけど
たとえ減ったとしても
その色は永遠にこの世界にありつづける
目には見えないけれどその色を知る心の中に想い出や記録として残る
その色に対する思いは本当に様々でいろいろだが
共通するものはいつでも奥深く感情的な気持ち