詩人:千波 一也
言葉の鎧を貫きたければ言葉の剣を用いなさい言葉の剣を防ぎたければ言葉の鎧を用いなさいどちらが正しい、どちらも正しいどちらが強い、どちらも脆いどちらが尊い、どちらも貧しいどちらが寂しい、どちらも熱い言葉の壁を崩したければ言葉の砲を用いなさい言葉の砲を防ぎたければ言葉の壁を用いなさい堂々巡りに辟易するまで傾く軸に定まる優劣に瞬きの間の勝敗にこころ揺らさず漂えるまで