詩人:甘味亭 真朱麻呂
の通い合いの繰り返しだということ
『哀しみ、憎しみ、喜び、憧れ、妬み、』
などの感情を通してその人に対する気持ちの表れとしての色になる
色と色を混ぜながらつくることにも限りがあるから
混ぜすぎれば濃くなり過ぎる
最終的には汚い黒になる
だから人も同じようにその悪いところを無理に変えることはない
ただその悪いところをどうすれば良い方向へ直せるかを考えることは大切だと思う
だから混ぜすぎないうちに
元の色に戻すことも大切だ
言葉でなどでは到底表せられない色なのだから
無限色のすべてをしることなど誰にもできない
どんなに寿命があろうと
増えつづける色には追いつけない
ましてや寿命がある私たちになど無理な話
だから私たちは次の世代へ次の世代へと色をつないでいく
新しい色からまた新しい色が生まれ
その新しい色からまた新しい色が生まれる
その繰り返しでつづいていくんだ
無限という終わりのない色の増減を繰り返して
減った色ですらなくならずに残るから
色は消えない
たとえすべての色が消え去っても
色は消えない
無限に生まれつづける
終わりなどないほどに
無限という時間の中で誰も知ることのない場所で増えつづけるだろう
それが無限色なのだから
その色の中のたった一つの色のうちの私などでは
知りえない何かが無限の色を生み出すために
つくった無限につづく生命の神秘なのだから。