詩人:どるとる
僕の日々はまるで散々なもので
どうしようもない言い訳と卑屈にあふれてるよ
行き先は不安で遮られてる
希望の光は溜め息の霧でぼやっとしか見えず叶えたかった夢も今じゃ届かなくて
ただ繰り返す日々の波に身をまかせて漂ってるそんな状態
時に誰かを憎み傷つけたりもした
責任から逃れようとして僕らしさを忘れて いくつもの信頼や愛情を踏みつけてきた
時の波間に揺れているのはあの日捨てたはずの思い出かな
暮れていく空の下
思い出したように
優しさたぐり寄せてみる むせるほどの赤い夕陽が涙を乾かしていく
あの日のような幼さにあふれたあたたかな優しさは戻りそうもないけどきっときっと血の通った心でまた歩き出せる
そう思うから
僕はスタートラインに戻ったんだよ
日々散々
だけれど
日々爛々
輝いているのさ
どこか特別に
まるで当然のように
幸せはすこしずつすこしずつこの罪深い僕になくした笑顔を教えてくれる
いつかまたあの日みたいに悲しみにさえも強い笑顔を見せられる日が来るかな
日々は散々だ
だけれど
そんな日々にも意味があるんだ
悲しみが行く手を遮る
けれど
それをこえた先に光はあるんだ
今
傷つきながらでも
大切な大切なものに気づけたよ
生まれてよかった
はじめて思った
僕をつくりだした
全てにありがとう
このまま
日々を乗り継いで
揺られながら
僕は進むから
涙をちょっとずつ
笑顔に変えながら
不平や不満を
ちょっとずつ
なくしていきながら
無理のない日々を
歩んでいきたい
汚れることを
恥じずに
汚れることを
誇って
僕は僕の道を突き進む
たとえ明日が散々でも次の明日は明るいと思うから
そもそも明日は明るい日と書くからなんてお粗末さま
おやすみの時間
羊を数えて
安らぎに満ちた夢なら幸せ。