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詩人:チェシャ猫
遠い日に君を濡らした雨が
今でもまだ降り注いでいてもいいさ
変わりゆく日々の中に埋もれそうになっても
変わらずに咲き続けていられるのなら・・・。。
どんなに強く抱きしめてみても
君の瞳は過去を映したままで
そこにある確かな温もりさえ
確かめることを避けていた
傷つき失われた思い出に
僕は踏み込めやしないけど
変わることを恐れる君に
ただ好きだと伝えよう・・・。。
今でもその心を占めるあの人の心に
例え別の誰かが残っていたとしても
貴方の重ねたその日々に
確かに花は咲いていた
小さくても誰より強く
紫陽花にも劣りはしない程に・・・
遠い日に君の愛した記憶に
僕は追いつけなくてもいいさ
君が変わらずに咲き続けていられるように
そっと雨を降らせよう
僕の気持ちは君に届かなくてもいいさ
君が過去を受け止め前に進めたその時は
何も告げずにその傍を離れよう
ただ貴方の幸せだけを祈って・・・。。