詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕が目覚めた瞬間に君は真顔で ぜんぶ今までのはうそだったっていうけれど 月のボートに揺られながら 目指す場所はそう夢の島さ 忘れかけたあのときめきをもう一度 何度も何度もくり返し見るふしぎな夢 僕はなぜだかいつも思う 夢から覚めたばかりのこの僕にやさしく笑ってくれる君への愛しさを 僕は泣きながらつよく思う そしていつものように夜は更けゆき 朝が何げなくやってきて僕を起こす。