詩人:風凛
これをよく覚えておけ地獄を見なければ地獄は語れない地獄の縁に足をかけ覗き込んだ者にようやく最初の権利がある平和な大地では何を言っても平和なのだから平和な大地から遠目に見える地獄には匂いがないのだから間に横たわるは舞台と客席を隔てる第六の壁そのもの地獄を語るには地獄と共に在るしかない決して薄い地獄を語らぬように