詩人:放射能]
仔猫と一緒に寝た
ひざの上で
目を閉じた2号を
起こせなくて
動けないままで
正確には
俺は徹夜だった
それでいい
残量わずかの命
好きにするよ
充電もできないしね
この仔猫のことだけが心配だけれど
俺は後に残る人を
つくらなかったから
何も望めない
血のつながりも捨てて友達もつくらず
話相手もつくらず
強くあるために
追い込んだのは
俺自身なのだから
お前たちにできる
芸当とは思えないが
やめておけ
最後に
思い浮かべるのは
最愛だった義妹
そして
この仔猫
仔猫
仔猫
仔猫
・・・・
2003/07/22 (Tue)