詩人:ジャガー
冬の終わりに
ふと明かりを灯して
冷えた空気と
泣き虫な顔を
温かく赤く染める
思いだしているのは
二度と無いくらい愛しい日々
忘れる事もできぬまま
布団の中残り香を抱く
朝 目覚める度聞こえるメモリー
純情をさらけ出して止まない
誰かが待ってそうなドアの向こうには
今も愛しさを抱いた僕がいるんだろう
壁をつたう
視界を失ったように
手に繋いでた温もりを探してる
胸を突き刺したナイフが
こんなにも大きかったなんて…
微妙なプライドで何度傷つけただろう
今の僕はどう映ってるんだろう
夜 眠る度奏でるメモリー
純情を抑えつけて止めようとする
気付いたら帰ってしまってたドアの向こうは
あの夜みたいで
朝 目覚める度聞こえるメモリー
純情をさらけ出して止まない
誰かが待ってそうなドアの向こうには
今も愛しさを抱いた僕がいるんだろう