詩人:カナリア
花が咲きましたそれはそれは美しい大輪の花でしたのでひとつ大きな鉢に植え替えようと黒い土から掘りあげたところ美しい大輪の花はそれはそれはたくさんの根に支えられており その根新しい鉢へとその身を委ねた後もまた黒い土の中姿は見えずとも水を吸い上げ姿は見えずとも愛、変わらず美しい大輪の花を支えているのでした花を美しいと感じた分だけ根をも美しいと…私は自分の足元を見つめるのです