詩人:甘味亭 真朱麻呂
少し涼しくなった
秋の気配近づく
遠い君のことを何気なく思った
手紙にはなんて書こうかな
『変わらず元気です』だけじゃさびしいから
『近々会いに行きます』なんて書こうかな
長い休みの一週間は君のためにつかおうなんてどうかなぁ
ありがたみや喜びや悲しみなんて
離れなくちゃわからないのか
眠気に勝てない僕は遠のく意識の中
恥ずかしいくらいの思いにうなずく
肌で感じて
それを心で受け止めれば
喜びは何倍にもなるのさ
だから
君と会えたとき
こんなにも僕は嬉しくて泣いちゃうくらい
涙があふれる
それはただ当たり前に
それはただシンプルに
僕は嬉しかった
誰もがこうして些細な喜びを心でキャッチして
嬉しくなるさ
悲しみが通り過ぎた後の喜びはお風呂上がりの牛乳に匹敵するくらい
そのぐらい
嬉しくなるさ
いいものなのさ。