詩人:快感じゃがー
甘い誘惑が
ぽたりと落ちて
私の心に沁み込んで
いつのまにやら
腐食していた
コンセントは、何処?
充電が切れる
雑音にも似た誰かの弱音
積み重なって
覆い隠して
私は
それを掬い取るけど
溢れだす現状だから...
無意味な儀式だね
気怠い朝の女の演技
こそばゆくって
仕方ない!
うん。
まるで
昨日のことみたいに
まだ、はっきりと
覚えてるよ
君はいきなり
キスをして
俺のものになれって言った
私はびっくりして
何もいえなくて
でも、今を変えたくて
なんとなく頷いて。
それから
この生活が始まった
君と私の
とても不可解な生活
ほら。
こんなにも
見返りのない愛
バケツの中身は空っぽ!
まるで
昨日のことみたいに
まだ、はっきりと
覚えているから
ちょっと
手を伸ばせば
すぐに
触れられそうな気は
してるのに
もう、戻れないや
帰れない
正すべきこと
ありすぎて
だけど
私は痛がりで
言えなくて
君の憂鬱を
また、飲み込んでみよう
私を汚染してゆく
実体のない、何か...。
君と私の
不可解な生活は、
ようやく2年目
出口なんか見えないし
バケツの中身も
今更、期待しないけど
藻掻く行為は、やめられない
忘れたら
死んでしまいそうで
怖いんだ
そして、言う
"間違い探しは完璧だけど
正答がまったく
わからない"