詩人:どるとる
僕のうたううたはどこに届くのだろうか
僕のうたううたなど誰かの心をふるわせられるのか
屋根の上にのぼってみた晴れた日の午後はまるで時間の概念がないようにゆっくり時間が流れていた
悲しみさえ詩にする僕のこの気持ちを無意味なものにしないでよね
多少不器用でもゆるしておくれ
誰かに問いかけた
雲の流れを目で追いかけながら
名も知らぬうたをうたう僕は
ひとり風に吹かれてる
長い 長い 休みには
長い 長い 安らぎが
必要だって思うから
夏休みなど 僕にはなくてもきっと笑えるから
カレンダーに記された赤い数字
誰の記念日かな
なんの記念日かな
はたまた誰かの追悼をする日なのかな
今日という旗日
束の間に過ぎてく
笑顔をさらい
束の間に消えてく
素晴らしい旗日
ああ 僕には全然関係ないけれど休めた分だけ幸せだから
無関係でもちゃんと祝うよ
旗日よ 旗日よ。