詩人:鰐句 蘭丸
人がわかれる時「最後だね」が 少しずつ「最後の…」「最後の…」「最後の……」積み重なった「最後」心がわずかでも時間の巻き戻しを望むけど「最後」のひとときが過ぎると途端にいままでの積み重なった「最後」が崩れ落ちて涙の雨を降らせるあとは「バイバイ…」「…バイバイ」どうして「またね」の一言は言えないんだろう