詩人:哀華
痒い痛いと
弄っていた
心臓の奥の方
泣けない夜に
すでに疲れている私
夢の見方
明日の行方
私の存在
生きることは
辛すぎるほどで
息をするのは億劫で
先が見えない
そう言って彼女は
死を選び飛び降りた
瞬く事のない目は
まるで老人の様で
夢が見れない
そう言って奴は
薬漬けになり下がり
よだれを垂らして
しゃがみ込み
ラリってる目は
空虚に満ちて
星を映して
ないている様だった
苦痛なのは
存在する事
救ってくださいなど
もう言わない
神様はいない
願いも届かない
神様はいない
私に明日は来ない
2005/03/02 (Wed)