詩人:どるとる
悲しみと喜びが集うこの場所で今日も沈む夕日眺めてる
いつものように君は優しかったから
僕の心はいつものように安らいでいる
まるで心地よいそよ風が僕のからだを吹き抜けていくような
たとえありふれててもいい
ここにある幸せが明日も続けばいいと思う心が大切だから
僕は手を伸ばす
君を抱きしめる
雨は願ったってやまないものだから
無情なんて思わずに笑っていよう
それをかき消すものはここにいつでもあるから
ほらそれこそが輝く宝物
振り返るまもなく
僕は気づいたよ
なんてことない
夕暮れに
空がほおづき色に色づけばさよならの声が響くから
それさえ優しく聞こえるように君が言うのさ また明日も会おうねって
その言葉
その仕草
思えばすべてが宝物
宝物じゃないものなんてなかったんだ
目に見えるすべての輝くものが宝物
価値なんてあるようでないかもしれない
曖昧でも僕にはそれが何よりも宝物。