詩人:beet
ふところに入るまでは
誰もが理想を描き
そこに大きな楽しみと
やすらぎがある
誰もがそんな甘い想像をする
ただ いざ中へ入ってみると
すぐに退屈な日常に気付き
毎日の生活とすれ違いの中
情熱だけが失せていき
存在そのものが空気のように
自然になる
この繰り返しを何回見るか
それは個人の器量と結びつき次第
ただ、はっきりとわかること
それは
心のつながりを感じられない相手との生活
そこに明日はない
だから親愛なる人をしっかりと捉まえるため
人は暑苦しくない程度に
タイミングを図って
自らの情熱を伝える
「好き」という誠意
そのひとことが男と女を繋ぎ止める