|
詩人:アイカ
もう いいよ
疲れてしまった
二つ目の人格に
負けまいと
踏ん張るのは
想像する以上に
大変でした
もう いいよ
疲れてしまった
私はまた永いこと
小さく暗い箱の中で
眠ることにします
だって だって
貴方が居なければ
私の意味など
ないんですもの
だって だって
貴方は愛する人と
幸せになって
欲しいんですもの
愛しいその顔に
触れたくて
叶わなくて
過去に縛られて
動けなくて
歩けなくて
もう いいよ
疲れてしまった
どうせ伝わらない
貴方は知らない
自分が大事
どうせ叶わない
私も知らない
自分が大事
辞めるなら
勝手に辞めればいい
私は、
もう永いこと眠るから
さあ交代の時間だ
去らばじゃ