詩人:都森 善太
もう無くしたつもりでいたけれど探せば何処にでもあって例えばペーパーバックの間例えばCDケースの間証明写真に残ってる死ぬ程に似合わない金髪今にも泣きそうな顔してただ息を潜めて夏の終わりセミの抜け殻みたいに気付いたら居なくなってたそうそう、そろそろ世界は終わりらしいだから?近所の貴婦人が耳元でささやいている俺は煙草の吸殻を積み上げては崩して遊んでいる