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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「君のいない夏」への投 票 〜

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[107904] 君のいない夏

詩人:甘味亭 真朱麻呂


なんでこんなにも
僕は君を好きなんだろう
なんでこんなにも
僕は君にやさしくしたがるのか

夏の日は長く延びて
僕の帰り道
六時を過ぎてもこんなに辺りは明るい

何故だか急に君に逢いたくなった
こんな不思議で嘘みたいな気持ちが
胸の奥からわき上がる
好きというロゴをペンダントとして
君に届けたらどうか
そっと机の上に置いといたらどうだろう

なんでこんなにも
君が愛おしいのだろう
なんでこんなにも
今温もりが欲しいのだろう

真っ裸で空の海を泳ぎたい
夏がきたら海水浴に行きたい
でも
今ここに残ってるものは見るも散々とした悲しみと
君に届けたはずのロゴ入りのペンダント
君のいない夏が通り過ぎてく
涙さえしょっぱくて
悲しくなる
ただ暑いだけの夏が終わってく
涙の粒を残したまま
君のいない夏は通り過ぎてく。

2007/08/23 (Thu)
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