詩人:ユズル
現実から飛び出したくて
描いてた馬鹿みたいな世界
戻りたくなかった
蔑まれても気にはならなくて
連れていってよ列車
綺麗すぎて不自然な空想世界
星の道を 走る
降り出したのは
つきささるような 苦い雨
幻は地面に落ちて
あっけなく 消え去った
悲しくてうらんだよ
雨を降らした だいきらいな君
心地良いものだけを探して
風に乗ってきたのに
ただ優しさに夢見てた
あのころは帰れない時間
目の前はこわいものばかり
巡り会うたびきりきりと痛む
もう君しかいない
だいきらないな君しかいない