詩人:どるとる
子供のころ宇宙に夢見ていた宇宙飛行士みたいに
僕も広大な未来に夢を見ていた
そこまでの道は険しく歩きづらいけど
僕は諦めなかった
いつか必ず夢は叶う
こうして頑張り続ければ夢のホシにたどり着けると
今すこしずつではあるけれど思い始めてる
どうせ誰もが行ける未来なら夢ある未来のほうが楽しいと
未来に向かう未来行きのロケットに乗り込んで
君と夢の待つ輝く未来に飛び立つよ
あの日夢見た夢の星へ向かうんだ
近づいてる
そんな気がする
宇宙服の代わりに僕は大人って服に着替えて明日があるかぎり終わらない未来から未来への旅を続けるよ
あの日の夢と今抱いてる夢が同じなことを確かめたなら
いざ 行こう
揺るがない決意と譲らぬ信念を発射台に誰もが飛び立っていくその日に僕も今というステーションから明日というステーションへゆくんだ
それは明日も明日の明日も変わらないから未来もずっと終わらない
遠く 過去を眺めるように僕は今から未来を眺めてる
無重力のような真空の中で
静寂の闇の中で
僕は僕の未来をずっと
ただ絶え間ない明日に何も変わらないありふれた幸せを願うばかり
あの頃からずっと変わらない遠いこの未来への距離から
今 この場所で
また新しい夢を見ている
少年のような瞳で。