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詩人:高級スプーン似
陥りがちなのは
書くだけ書いて
自分の作品しか
読まないことだ
時折見せる
人の作品を
読む姿
見せかけだけの
その場しのぎの
下手な演技で
ごまかして
読みました
と
自らを欺こうと
必死で
それに本当は
何も書いちゃいない
創っている自分を
作っているだけで
創った気になっている
だけの話
そんなんでよく
完結できるな
笑えないや
必要ないよ
読む演技
意味がないから
書くなって
生きていく上で
大切なのは
無理をしてでも
生きていくこと
無理をさせないで
好きに死なせて
誰にも迷惑をかけずに
誰も悲しませずに
死ねるならいいよ
とか
まさに生き地獄
生きていくしか
選択の余地がない
言うよねぇ
自殺する
勇気もないのにね
でも
勇気のない人から
死んでいく
なんて
噂もあって
誰かの作品を読む余裕
ないなら
いっそ
目を潰せ
嫌だよ
そんなの無意味だよ
怖がる余裕は
あるクセに