詩人:どるとる
僕の心は深緑色
ひとりが悲しくて
でも言えなくて
そんな思いだから
暗い海の底に沈んで
太陽の光から遠ざかって
孤独という宇宙の中
星ひとつ見えない
自分励ます言葉を自分に自分で言ってみてもそれは悲しい自慰行為
ああ どこまでいっても変わらない景色
季節はもう何周もしてるのに時間だけが過ぎ去る 僕の中にはなにもない
ただ積み重なった我慢してきたぶんの涙があるだけ
暗くもなく
明るくもない
世界の端っこで
僕は生まれ
このまま
さびしく時に押し流され 死んでいくのかな
悲しい?なんて今さら聞かないでおくれよ
悲しくないわけがないんだ この世界に生まれたら
見えない何かに
大きな影に
追いかけられる日々
不安は消えない
影は一層濃くなるばかり
明暗の袂
名案は思いつかず
がらくただらけの
思考の中
立ち尽くす 日々だ。