詩人:阿修羅
傷付ける、事しか
出来ないのでしょうか
愛しい人程、
取り返しのつかない位
傷付けてしまう
ごめんね、では
済ませられない感情の果ては
僕の一体何を意味するというのか
後悔、が僕の中をぐるぐる巡る
けれど
助けて、なんて云える権利は無い。
ただ、傍に居たいだけなのに
頭の中がパンクしそうで
感情さえも上手く言葉にすることが出来ない
吐出すことも、
抜け出すことも不可能で
此処に居て、と
要らないなら捨てて、が
混ざり合って奇怪な音を立てる
傷つけたくないのに
ただ
傍に居たいだけなのに。
2006/10/26 (Thu)