詩人:♪羽音♪
無性に寂しい
独りが怖い夜
心にできた底なし沼
ぽっかり空いた穴
それを埋めたくて
無性に寂しい
たった独りの夜に
人肌に触れたくなった
この淋しさを
埋められるなら
誰だって良い
誰だってよかった…
新しい恋人も
新しい刺激的なシナリオも
求めたいだけ求めて
ノドの渇きを潤すように
でも心はちっとも
満たされなくて
幸せでもなくて
淋しさを増長させるだけだった
けっきょく新たな恋人も
新しい恋シナリオも
飾りにすぎない
まるでただのアクセサリー
貴方と居たときみたいに
ドキドキ出来ない
胸がキュッてならないの
なにより貴方の時みたいに
相手を愛せない
そのぶん心の底なし沼は
もっと深くなった
今では寂しさだけが残って
上手く笑えないよ
幸せな笑顔というものを
忘れてしまった
それでも独りが
寂しい夜
誰でも良いから
人肌が恋しくなる
何故だか分かってる
貴方はもう
戻っては来ない
それなのに私の中には
キラキラした貴方が
まだ居るから
愛する人は
もういないのに…
この淋しさを
この痛みを
貴方意外で癒すには
あとどれだけ偽りの恋で
身も心も汚せばいいのだろう
そんなことに私はもう
疲れてしまった