詩人:花房優希
「人を好きになることが怖い」
そう言って泣いた君が、痛かった
そうして君は全てを塞ぎ込んで
誰も愛さずに独り生きてゆくのだろうか
誰もいない暗闇の中
独り泣いたりするのだろうか
もっと頼って良いよ
頼りないかも知れないけれど
誰よりも君のことを見てたから分かる
君は幸せになって良いんだ
未来を夢見ても良いんだよ
つらかったね
こわかったね
でも、大丈夫だよ
僕がいるから
もう独りじゃないから
君を抱きしめる腕は、ここにあるから
今度は独りじゃなくて二人で泣こう?
そして一緒に考えよう?
光はあるんだと信じて、地図を描こう
幸せを探す旅に出よう
君と、二人で
オアシスなんてないかも知れないけれど
天国なんて初めから存在しないかも知れないけれど
それでも、
君となら、どこだってそこは楽園だから
幸せを探す旅に出よう
方舟に乗って出かけよう
小さな舟で、でもそれは嵐にも負けない
“愛”という名の二人の未来