詩人:日月子
あなたのその瞳はあの空の彼方へ…熱い太陽と裸足と聞き慣れない言葉はためかせて今コンパスを掴んだそれでもあなたは傷つけまいと傷つくまいとして私からは光る翼を隠そうとするの?カバンを持ってたちなさい君腕に力を込め朝日を浴び新しいクツ履いてうしろ姿はもうシルエットで二度と還らぬ旅人の誇らしげな背中のよう私は気取られぬ侭祈りの花束をそっと海に放すさようなら私の貴い生き物