詩人:もふぅ
貴方が話した夢。
私が話した夢。
同じ夢だったらよかった。
息が消える前に伝えておきたいことはいっぱいあるの。
貴方からもらった手紙を持っていきたい。
どうか貴方は涙を流さないで。
最後に手を握って。
あと・・・どうか私を忘れないで。
私と話した夢の話も忘れないで。
どこでもいいから、片隅でもいいからこんな私のこと覚えておいて。
小さな向日葵と大きな向日葵。
ふくらみすぎた種も、
おおきく伸びた茎も、
全て美しいと素直に感じた。
入道雲が顔を出してた、真っ青な空。
暑くて、ペンを持つ手にも汗が滲んだ。
そんな夏の日に書いた貴方へ送る最後の手紙。