詩人:カクレクマノミ
沢山ありそう
無限にあるんでしょ
無駄に使って
後になって悔いる
不機嫌そうね
不満なの?
平たく等しくなんてあり得ない
賞味期限はいつだろう
考えたって答えなど出ない
駒と歯車はそうして動く
落ちた光と上る光
順序に沿って
見えない波を超えて
誰かが見ている痛みも
その手ににぎっている後悔も
いずれ照らされる
黒から青へ
青から橙へ
照らされた自身よ
このままではいけないの
自分の正しさを
他人の正しさを
肯定の彼方と道徳と調和
巻き込まれてしまえばいいのに
そう呟いたのは過去の自分
不意打ちの熱を
意図を超えて向こうの空に
僕を越えて遠くまで
見えなくなるほど遠くまで