詩人:禪稀
静かで小さな塔の中私はずっとここにいる…外に出たくても― 出れなくて―誰かといたくても… 誰もいない…此処は何も聞こえなくて 静かすぎて眠れない日々が続く…毎日 闇が近づくにつれ考えることは此処から解放される唯一の手立て “死”私が解放される日はそれは―この世との 別れの日…永遠に続く何もないこの場所で私は一人消えていく解放される日を夢みながら…