詩人:きよたか
例えば
たった2文字が言えなかったり
たった5文字が出て来なかったり
ほんの3文字で傷付けたり
ほんの2文字で命を奪ったり
時には
普通な5文字で温かい気持ちになったり
普通な2文字で恋が始まったり
言わなくても分かったり
言わないと絶対に分からなかったり。
それでも、それだから。
僕たちは言葉に依存したり、吐き捨てて、また拾ったり
時には傷付け、傷付けられ
考えて、考えて、考えて
『何も言わなければ、誰も傷付かない』と思って、けれど、何も起こらないのが退屈で、窮屈で
だからまた、言葉を用いて
大きな後悔と小さな成長を重ねて
そして今、思う事は
"拙い言葉でいい
温かい気持ちがいい"
ディスプレイ越しのあなたに今、この言葉が届く様にと。