詩人:彼方
今まで自分が弱いことを笑顔で隠していた。それまで笑ってるのが「弱さ」を否定した。みんなの前で笑ってる分だけ暗闇では涙が零れる。だけど笑顔でいられることが「強さ」だと信じていた。しかし、それは本当の「強さ」じゃなかった。弱い自分に被さった、うわべだけの「強さ」それを気付かせてくれたのは、あの人の優しい笑顔。柔らかな瞳。
「辛い時は涙が枯れるまで泣けばいい。楽しい時は心の底から笑えばいい」あの人がそう言ってくれた。暖かな貴方に触れて涙が零れた。
暗闇の中で私を見つけてくれてありがとう。「強い」言葉をありがとう。