詩人:遥 カズナ
水浴びをしようとして
浴室で整然と並ぶタイルを眺めていたら…
ここはまるで太古の墓の王の間のようじゃないか?
遊びたくなって
明かりを消して
横になると
冷たい背中に身を清められるようで
いよいよ面白いではないか
三千年のファラオの夢に興じてみた…
だけど
君に同じ事を奨めたりはしないよ
こんなに面白くて
面白くて、面白くても
決して奨めはしないよ
君が僕に
他に面白いオモチャや遊びを教える事が出来るなら
その資格があるかも知れないけれど
だから
決して奨めたりはしないよ
2007/10/28 (Sun)