詩人:ぴるぴる
僕は君を想う
大切な大切な
君を想う
君が右を向けば
僕も右を向いた
君が左を向けば
僕も左を向いた
君が笑えば
僕も笑えた
君が泣いたら
僕も泣いてしまった
太陽のように眩しい君
春のように優しい君
嵐のように泣く君
そよ風のように謳う君
忘れ雪のように眠る君
花のように微笑む君
君のすべてが愛しくて
君のすべてが欲しくて
僕は神様に願った
「どうか彼女を僕にください」
ある日
「僕がいなくなったらどうする?」
そう尋ねた
「そんなこと私が絶対許さないから」
笑って君は答えてくれた
僕の願いは叶わなかった
そして僕は永久の旅に出た
あの日笑った君を抱きながら
僕は永久の旅に出た
君が僕を見ることはもう出来なくても
僕は君をずっと見ているから
この高い
この遠い
真っ青な空から
僕はずっと君を想う
本当は
とても愛しくて
ずっと触れていたかったけれど
僕にはもうそれは出来ない
僕はもう君を幸せに出来ない
だから僕は願う
僕の君への想いのすべてをかけて
君の笑顔を取り戻してくれる誰かが
君の悲しみに終止符を打ってくれる誰かが
君の前に現れてくれることを
僕はずっと願い続ける
それが僕に残された最期の想いだから
君に悲しみしか置いていけなかった
僕の罪だから
僕は君を想う
大切な大切な
君を想う
かけがえのない君だから