詩人:山猫
あなたの腕枕の中で
午前0時を迎えた
あなたは眠ってる
わざとあなたの腕を
ぎゅっとつねった
今日はわたしの誕生日だよ
あなたは寝ぼけながら
おめでとうって
そしてぎゅっと
一瞬わたしを抱きしめて
すぐにまた寝息を立てる
幸せな誕生日
でも本当は
他に一緒に迎えたかった人がいるんだ
なんて絶対言えない・・・
誕生日を一緒に迎えてくれない
冷たいあの人と
一緒にいてくれた
優しいあなた
友達はみんな
あなたのことを押すけどね
なかなかあの人が
頭の中から消えていかないんだ
でも
あなたといると
こころが柔らかくなって
幸せな気分もかなり味わえる
惚れてもらったのに
こんなわたしでゴメンね
こんなわたしでもいいですか
なんて聞けないけど・・・