詩人:孤 花
さらさらと降りてゆく白雪をひかえめで優しい形をした粒をそれが寒々しい一本の樹を緩やかに撫でるようにするのを寂しそうな山はだをそっと包んでゆくのを 歪んだこころに映してそれでも美しいと思った時に涙が落ちた景色など窓の外などいつの間にか しばらく嫌っていたのだそんなことを考えていたら白い小雪達は心に染み込むくらいの大きさに変わっていた