詩人:快感じゃがー
「身軽になれたら、いいのにね...」
私は、自分を
曲げることができず
頑なに貫いて生きる姿勢に
美意識を
見出してしまうから
ここで、
折り合いがつくことはないし
望む幸福を
手に入れることも
きっと、ない。
だから、
鎖を引きちぎっても
無意味だよ
力を抜いて、浮く方法を忘れた
息継ぎを堪える
潜水ばっかり、
気づけば、
私は得意になってた
孤独になんか、
慣れたくないのに
乗りこなせるほど
上手くはないのに
世界の醜さを知るたび、
また思う
涙は、勝手に溢れだす
けれど、
私の現実は
現実になりたがり
あの光を求めて
「愛したい」と叫ぶよ
ねえ
「身軽になれたら、いいのにね」
浮上するきっかけ
ずっと、探しつづけている