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詩人:阿修羅
日々を、掘り尽して
想い出と記憶に苛まれ
縋ったモノにさえ
愛想を尽かされた
涙も出なかった、さ
ただ云えた事は
己が惨めで、哀れだってこと
嫌いで嫌いで仕方が無いってこと
誰かの好き、さえ
もう信じられない
きっと、離れてくんだ
ずっと、そう。
傷付く暇さえ、
与えてなどくれない程にはやく
そんな暇があるのならば
己を護る
そんな生き方しかして無い
己の底をはかり知っていないからこそ
怖い
何をするのか分からない
意思表示は、誰かを失う警告
失いたくない、と
想った瞬間、にはもう
もう君は居ない人