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[88249] 忘れない、刻み付けて

詩人:阿修羅

日々を、掘り尽して




想い出と記憶に苛まれ






縋ったモノにさえ





愛想を尽かされた







涙も出なかった、さ






ただ云えた事は




己が惨めで、哀れだってこと





嫌いで嫌いで仕方が無いってこと







誰かの好き、さえ




もう信じられない






きっと、離れてくんだ




ずっと、そう。






傷付く暇さえ、



与えてなどくれない程にはやく






そんな暇があるのならば




己を護る






そんな生き方しかして無い






己の底をはかり知っていないからこそ




怖い







何をするのか分からない








意思表示は、誰かを失う警告







失いたくない、と




想った瞬間、にはもう








もう君は居ない人

2006/10/26 (Thu)
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