詩人:夢姫
嘆きの姫君
美しい顔を曇らせて
白い頬を涙で染める
自分が動かなきゃ
何も変わりはしないさ
待ってるだけのドール
操られるままのドール
その糸を断ち切って
先ず右足から動かしてみようか
おめでとう
記念すべき
君の第一歩
次に君に糸を付けるのは
どこの誰かな
君に糸を付けられた僕には
到底無理な話さ
付け心地がいいから
放せない
糸を断ち切ったドール
僕を操る美しいドール
先ずは君のマスターを
探す旅にでも出たらどうだい
ご愁傷さま
誰もが
檻の中の住人
死ぬまで繰り返される
糸きり歯の擦り合い
2004/04/27 (Tue)