詩人:あいる
君が見上げる
虹になりたくて
駆け回ったんだけどね
距離が掴めなかった
なのにボクは笑顔だった
誇らしげに輝かない
ソイツは
誰のためにでもあるようでやっぱり羨ましいんだよ
きっと違うんだろな
届かないんだろな
写真じゃ
なんの価値も無いよ
いつでも届く存在じゃ
あれれ
結局ボクは
手の届かないモノで
いてほしかったのかも
凡人
原人
現代人
頭でっかちなおいらってか
君の前で成長したとこは
作り笑顔と
えっと
えっと
なんだっけな
えへへ
誇らしげに
輝かないそれは
誰のためにでもあるようでやっぱり羨ましいんだ
君のために
だけに
そんな虹に
なりたくなったよ。
将来何になりたいか
先生に聞かれたからさ
そのまま言っちゃったよ
えへへ
誰にも
触れてもらえなくてもね
距離もわからなくてもね
君が笑顔なのはわかるんだ
君のために
だけに
そんなボクに
なりたくなったよ。