詩人:さみだれ
私はあなたを見守っているでしょうか
目を閉じれば私の声が聞こえるでしょうか
あなたはどんな思いで眠るのでしょうか
夜の静けさに涙を流しているのなら
どうか思い出してください
朝の冷たさに目が乾いてしまったなら
どうか思い出してください
そばにいる人は誰であれ
あなたはひとりではないのです
私はあなたと同じ空を仰ぎ
あなたのそばを通りすぎた風を受け
あなたを思っています
賑やかな町に消えそうでも
星の光が希望を奪っても
私はあなたの背になり
目になり、耳となって
あなたに伝えましょう
あなたを思いましょう